第6回 いきいき学級人権講座
西日本新聞記者 山形紀子さんをお迎えして
いきいき学級「人権講座」を開催しました。
「ゴールデンレトリーバーのクララが見守ってくれた母との時間
~在宅介護19年の経験から~」
講師の山形さんは、
仕事を続けながらお母さまを19年間自宅で介護できたのは
3頭の愛犬の支えがあったからだと・・・
お母さまは61歳の時に難病を発症し老人性鬱に。
その時医師に
「ゴールデンレトリーバーを飼ってみたら」
「犬は人の心を理解し、寄り添い支えてくれるよ」
と勧められ、疑心暗鬼ながら飼い始めた大型犬(ピッピ)
やんちゃだったピッピと一緒にお散歩をし、
添い寝をしてくれるようになり
お母さまの癒しの存在に・・・
でも、山形さんは介護生活の中で
我が親だからこその苦悩もたくさん味わったと言われます。
ついつい強い口調で叱ってしまったり
手荒に扱ってしまったり
(本当に介護を体験した方でないとわからない苦悩だと思います)
そんな時必ずピッピがそばに寄ってきて
心を落ち着かせてくれたのだとか
一人でいる時間が長くなると認知症になってしまうのでは?
と思っていたけれど、ピッピがずっとそばにいてくれて
お母さまもおだやかに過ごされたそうです。
楽しかった頃の写真やお話を
沢山お聞きしました。
皆さん時にクスっと笑いながら・・・・
ピッピを早くに亡くし次にやってきたのがクララ
自治会長さんや民生委員など地域の方々に
支えられて最期までご自宅で過ごされたお母さま
人としての尊厳を抱き暮らせたこと
先の見えない介護を続けられたこと
かけがえのない愛犬たちとの日々
とても穏やかで、すてきなお話でした。